【心配】なりすましに遭わないか心配なんですが…？

Q．私は真面目だけが取り柄のサラリーマンです。派手さはないものの、コツコツと生活しています。借金など当然したこともありませんが、なりすましに遭わないか心配です。これまでそんなことは思っていなかったのですが、同僚でなりすましによる被害を受けた者がおりまして、急に私も心配になってきました。金融機関がされているお仕事を否定するつもりはありませんが、私個人は今後も利用するつもりはありません。だからこそ、知らないところで私の名義を悪用されないか心配なのです。なりすましというのは防げないものなのでしょうか？

A．なりすましというのは本当に悪質な行為だよね。関係ない他人の名義を使って勝手に何かをやらかすんだから。この心配は当然だし、みんな警戒せざるを得ないことだと思う。

金融機関で組める借金についてのなりすましなら、話にお金が絡んでくるだけに金融機関もかなり警戒しているんだ。なりすましている何者かにお金を貸してしまったら、もうその債権は回収不能になる可能性が濃厚だからね。まさかなりすまされた被害者に請求するわけにもいかないから、ここは金融機関も必死さ。だからまあ、なりすましという被害はたしかに起こってはいるんだが、やろうと思えば誰にでもできてしまうようなものでもない。そこはちょっと安心していいと思うよ。

どれだけ金融機関が警戒しているかというとね、もちろん本人確認はきちんとやっているから、身元情報に不確かな点があればそれがハッキリするまでは融資を見送るのが普通だ。慈善事業じゃないんだからね。身元がハッキリしていて、返済する意志が確認できなかったとしたら、その相手は貸付に値する顧客にはなりえないということなんだよ。そんな相手に無理に貸し付けるよりも、身元がハッキリしていて返済もしてくれそうな相手に貸し付ければそれで済む話だろ？

金融機関の側もこういう警戒をしてくれているのだから、後は自分がうっかりなりすまし被害に遭うような振る舞いを避ければ、なおさらのこと安心だ。なりすましに絶対に遭いたくないというなら、自分でもしかるべき注意は払っておくといい。

なりすまされるもっとも典型的な例というのはね、借金に関する金融商品が第三者の手に渡ることなんだよ。たとえばカードローンのカードを盗られたとか、クレジットカードを落としてしまって心ない第三者に拾われたとかね。こういったカードさえあればただちになりすましが可能になるわけじゃないけど、危険性でいえば十分に赤信号が点っている状態だ。こういう状況になったら速やかにカードの発行会社に連絡を取るのが望ましいだろうね。

今のは比較的単純な例だけど、もっと巧妙な例もある。だからこそ、こういった借金に関するなりすましを防ぐなら最初からこういったサービスをうかつに利用しないことだね。まあ君はうっかりこういうものに手を出す性格じゃないみたいだけど、クレジットカードくらいは持っているか、これから持つ機会もあると思うんだよ。そういったとき、カードの管理には十分に気を付けることだ。自分がもっている金融カードの管理を万全にしておいて、その上で自分の身分証とかもちゃんと管理していれば、なりすましに遭う確率を可能な限り下げることができるだろう。そういう状態を作っておけば、そこまでずっと不安に思う必要はなくなると思うよ。