【ご質問】不思議とキャッシング審査にいつも落ちてしまうのですが?

Q.キャッシングの審査について、悩みがあります。そこまで無謀な借金を組もうというわけではなく、あくまで日常生活の費用の足しにできる程度の額でいいので借入がしたくて、それで審査に申し込んでいるのですが、どういうわけかいつも落とされてしまいます。私は結婚こそしていないものの、もう10年以上企業に勤めていますし、蓄えだって少しはあります。ここまで毎回落とされてしまう原因がまったくわからないのです……。業者側に理由を聞いても「教えられません」の一点張りですし、一体何が原因なのでしょうか?

A.無謀なプランを利用しようとしていたり、重大な信用情報の毀損がない限り、普通はそうキャッシングの審査に落ちるものではないねえ。特に君みたいに、長い勤続年数を持っているような社会人ともなれば余計にね。いつもキャッシング審査に落とされてしまうというこの状態を不思議に思っているその気持ちは間違ってないよ。

ただ、一応自分の信用力というものを一度は見返してみては欲しい。普通はキャッシング審査に毎回落とされるなんて状態はあまり起こらないものだからね。自分では問題視していなかったことが実は貸金側には超重要だった、なんてこともある。過去にも借金をしていたのなら、そのときの行動に問題はなかったか、客観的に見返して欲しいんだ。

その結果、やっぱりまったく原因が思いつかなかったら、これはもしかするとちょっと珍しいケースも疑ったほうがいいかもしれない。実はね、まったくの無実潔白なのにも関わらず、キャッシングの審査で信用度を疑われるケースというものがあるんだよ。

貸金というのはかなり神経を使って信用情報を調べているのが普通だ。当然審査は厳重に、より客観性の保たれた方法を選ぶというわけなんだよ。でも今日初めて会った人間の信用度をその場で過不足なく判断するなんて、いくら貸金業者でも簡単なことじゃない。だから彼らは信用情報が記録されている外部の機関に問い合わせるという方法を取ることが非常に多いんだ。これなら彼らは「人間性」なんていう正解がない部分を手掛かりに信用度を推し量るなんてことをしなくても済むわけだよ。その機関に記録されている信用情報に問題がなければ合格、問題が見つかれば不合格って感じで、審査時間も短縮できる。申し込む僕らにとっても都合がいいわけだね。

この方法なんだけどさ、そうそう誤差はないものなんだけど、ごくまれにその機関に記録されている信用情報の方が間違っていることがあるんだよ。間違って、他人の信用情報が自分のものとして記録されていることとかがあったりしてね。その信用情報がキレイなものだったらまだそこまでの実害はないんだけど、これが滞納なんかを繰り返しちゃってる悪質な利用者のものだったとしたら、それがそのまま自分の信用情報として使われてしまうわけだよ。そうなるとどうだい?「自分には原因がないと思われるのに、不思議と毎回審査に落とされる」という状況の出来上がりさ。

まああまりない事態ではあるんだけどね。でも君がまったく心当たりもないのにあまりに落とされるのであれば、調べてみる価値はあるだろう。さっきから言ってる「信用情報が記録された外部機関」っていうのは、何も貸金業者でなくては接触できないものじゃない。記録されている自分の信用情報を個人が問い合わせることもできるんだ。一度問い合わせてみて、自分の履歴と食い違っていないか、調べてみたらどうだろうか?

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